概要会長あいさつ

会長 千葉利昭
会長 千葉利昭

秋田市歯科医師会会長

千葉 利昭

一般社団法人
秋田市歯科医師会の取り組み

一般社団法人秋田市歯科医師会会長を務めています千葉利昭と申します。

「何でも美味しく食べる」「楽しく会話する」ことは当たり前のことかもしれませんが、人間の生涯にわたる望みです。生まれてから高齢者になるまで、歯と口の健康の維持は個人のQOL(生活の質)の向上と生活習慣病の予防や重症化防止のための基本的な要素であり、結果として健康寿命を延ばすことになります。

一般社団法人秋田市歯科医師会では個々の状態だけを考えるのではなく、ライフステージに沿った口腔の健康増進を図るために様々な施策をおこなっております。

具体的には、集団検診として1歳6ヶ月児歯科健診、3歳児歯科健診、小学校入学前の就学時歯科健診、小中高校での学校歯科健診、医療機関方式では2歳児歯科健診、妊婦歯科健診、30・40・50・60・70歳を対象としたおとなの歯科健診、76歳を対象にした後期高齢者歯科健診、1~5歳児を対象とした幼児フッ化物塗布、小中学校で行われるフッ化物洗口などがあります。ただし、昨年と本年においては新型コロナウイルスの影響により、1歳6ヶ月児歯科健診および3歳児歯科健診は集団検診から医療機関方式に変わっております。

ところで、秋田市の人口は302,245人(令和3年7月現在)で、令和2年の調査では65歳以上が96,325人となっていて高齢化率は32.3%ですが、今後益々減少していくと思われます。

このように秋田市において超高齢化社会はすでに入っており、「歯・口の健康」と「全身の健康」との関係が明確になってきた現在「訪問歯科診療」とりわけ「口腔ケア」や「摂食嚥下」等がますます重要になってきている現状に我々歯科医師はしっかり対応していきたいと思います。

最後になりますが、秋田市歯科医師会は会員数195名(令和3年6月25日現在)で組織された「学術の向上と公衆衛生の普及向上をはかることにより市民の健康と生活の質を確保し、社会福祉に寄与すること」を目的とした一般社団法人です。

これからも行政と話し合いながら市民の健康増進に繋がる施策を行っていきQOLの向上、健康寿命の延伸をはかるよう努力してまいります。

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